iPhone16シリーズ 需要減少の兆し？Apple株が3％下落

AI機能「Apple Intelligence」の遅延が要因か

2024年9月16日、米国のApple社の株価が取引中に約3％下落しました。新型スマートフォン「iPhone16」への需要が、アナリストの予想を下回る可能性が指摘されたことが理由とされています。Appleが発表したAI機能「Apple Intelligence」が発売時に利用できないことも、初期の販売成績に影響を与えていると見られています。

iPhone16の初期需要が予想以下、予約販売も減少傾向

Appleは今月9日、生成AI機能を搭載した「iPhone16シリーズ」を正式に発表し、予約注文は13日からスタートしました。しかし、BofAグローバル・リサーチのデータによると、16日時点での「iPhone16 Pro」の待ち時間は平均14日、「iPhone16 Pro Max」は16日と、昨年のモデル「iPhone15 Pro」および「iPhone15 Pro Max」の待ち時間（それぞれ24日と32日）を大幅に下回っています。

台湾のアナリスト、ミンチー・クオ氏は「Apple Intelligenceの提供が10月以降になることが、iPhone16シリーズの需要低迷の主な要因」と指摘。彼の試算によると、初週の予約販売は「iPhone16 Pro」で前年同期間と比べて27％減少、「iPhone16 Pro Max」では16％減少したと報告されています。

AI機能「Apple Intelligence」は10月以降に開始、日本語対応は2025年以降に遅延か

今回のiPhone16の最大の目玉となる生成AI機能「Apple Intelligence」ですが、英語ユーザー向けのサービス提供は10月以降に開始される予定です。一方、日本語、中国語、スペイン語などへの対応は2025年以降になると予想されています。このサービスは月額サブスクリプション制で提供され、料金は9.99ドルを超える可能性があると報じられています。

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